無痛治療　カリソルブ

カリソルブは，スウェーデンのMedi Team社から発売されている化学- 機械的齲蝕除去システムなのです。

簡単に言えば、化学的にむし歯の部分のみを選択的に溶かし、むし歯でない部分には、全く害がない薬なのです。

カリソルブとは、歯を削らずに、虫歯だけを溶かす薬液のことで、最新の虫歯治療として注目されているのです。

治療も非常に簡単で、液をむし歯の部分にたらして、約30秒待ち、その後、溶けて柔らかくなったむし歯の部分を手用器具で掻き出し、あとは通常通り、コンポジットレジンを充填して終わりなのです。

カリソルブは薬液で虫歯のみを溶かすことができるため、基本的にタービンを使用しないのです。

そのため、嫌な音や振動がなく、歯科治療が嫌いな方にとっては画期的な治療となっているのです。麻酔も必要はないのです。

カリソルブには保険が利かないので、治療費が高くなるというデメリットもあるのです。

基本的にドリルは使わないようですが、虫歯の位置が歯と歯の間の場合など必要に応じて必要なときもあるのです。

また、神経に近いときは麻酔が必要な場合もあるのです。このシステムの特徴は、キーンという回転器具を使用せず、痛みが全くといっていいほどないことなのです。

そのため、恐怖感の強い患者様、心臓病などを持っているため、麻酔をすることができない患者様、小児の患者様に特に有効となっているのです。

虫歯にも有効なわけではなく、比較的初期の段階の使用に限られるのです。

カリソルブが使えない深い虫歯は他の無痛治療を模索する必要があるのです。

カリソルブは、歯の象牙質の虫歯に塗布することで、虫歯部分のみを軟らかく溶かす薬なのです。

健康な部分には作用しないようですので、虫歯を除去する際に、従来の削る虫歯治療のように、虫歯の部分だけではなく健康な歯もいっしょに削ることを最小限に抑えられるのです。

カリソルブのメリットはドリルを使わずに虫歯治療が出来るということ、必要以上に虫歯を削ってしまうのを防げるということですが、カリソルブは咬合面の初期の虫歯にしか使用出来ないのです。

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虫歯の治療には、注射器の器具を変えるだけで、麻酔がかかるまでの痛みを和らげることができます。